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オランダの教育は多様な教育形態に基づいていて,オルタナティブスクールが奨励されている。
学区制もなく,学校は選択制である。

日本でも,東京都品川区などで学校選択制が採用され,保護者が自由に子どもが通う学校を選択できるようになったものの,一方で,学力テストの不正や,学校間格差といった問題も噴出している。

他の国と同じように,日本で学校選択制がとられていても,その効果に差異が見られるのはなぜか。
こうしたことを考えるとき,いつも思うのは,日本は,学校(=義務教育)入学時や,学校のカリキュラム内部での自由化や多様化を推進し始めてはいるけれど,学校から出る時のシステムは一向に変わっていないということだ。つまり,受験制度が変化していないということ。未だに知識偏重型で,競争も加熱する傾向にある。進学時の評価の仕方は,相変わらず学力重視,それもどれくらい覚えているかという知識重視である。したがって,受験制度が変わらない限り,学校選択制をとっても,学校の評価基準は,どれだけ学力が身につくか,すなわち,受験に必要な学力がいかに保障されるかという基準になる。結果的に学力レベルの低い学校は淘汰される。

学校選択制が成功している国を見ると,小中高大と一貫して,競争のない教育,多様性を認める教育という理念が通流している。受験時に,日本のような偏差値による学校のランク付けもない。フィンランドもオランダも。

学校選択制というシステム自体に反対はしないが,それを採用するならば,現行の受験制度を見直し,そちらも弾力化すべきなのではないかと思う。
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かもめ食堂の監督の次の映画「めがね」が9月に上映されるそうです★うひょひょー♪
かもめ食堂の雰囲気が引き継がれてるとよいのだけれど!絶対観に行きます!!




かもめ食堂はフィンランドが舞台になっているのですが,フィンランドといえば教育も素晴らしいです。

PISA(2003)の結果では,フィンランドは読解力,科学的リテラシーの項目で1位!その他の項目でも上位です。また,国別国際競争力においても,1位!教育だけでなく,政界・経済界からも高い評価を受けています。


フィンランドの教育が素晴らしい実績を得ているのは,たくさんの理由がありますが,その中でも,特筆すべき点は以下の点であります(参考:福田誠治『競争しなくても世界一―フィンランドの教育―』)。



①教育の機会が平等である。
―家庭,性,経済状態等に関係なく,誰でも平等に教育を受ける機会をもっている。

②すべての教育が無償である。
―すべての学校を通じて授業料が無料で,高校までは,給食費も無料。様々な学用品も支給される。

③テストと序列付けがない。
―テストはあくまで,個人の到達度を計るもので,個人や学校を序列化することはしない。高校間格差もなく,大学も序列化されていない。能力別学級編成・習熟度別編成も廃止。

④「中央で調整・地域で実行」というように,中央と地方で明確に権限が分かれており,地方や現場に権限が多く与えられている。
―カリキュラムの決定権は地方自治体にあり,それをどう教えるかは教師に任される。教育省は,学校の建物や教員給与などの条件整備や制度構築などの立法部門を担当する。

⑤教師の質が高い。社会的身分も高い。職務も限定されている。
―教師は修士号を取得することが条件であり,教師への道は非常に狭き門。行政も市民も教師の能力を信頼している。教師の勤務時間も8時から4時まで(企業も同様)。教師の本務は授業,授業以外の負担は少ない。

⑥国民全体に福祉国家の精神が浸透している。
―平等と共存の精神が広くいき渡っている。「みんなで支えあい,助け合う」

⑦社会構成主義的な学習概念
―知識はただ一つではなく,何らかの目的・価値観が前提にあり,社会的な文脈の中で作られる。知識は,自ら学び,探求し,自分なりにつくりあげていくもの。


かもめ食堂を観て思ったのだけれど,フィンランドの人たちと一番違うのは,やはり国民性なのかなと思う。
同じことを日本で実践しようと思っても,国民性が違うから難しいんじゃないかな。
例えば,日本人はワーカホリックなところがあるから,4時に退勤なんてことは性質上無理だと思う。勤勉は美徳だっていう考え方から変化していかないとね。教師についても,職務を減らすどころかどんどん増やしていこうってなってる現状は,まさにフィンランドと逆の方向へ行ってると思う。授業以外の時間が多く,教師が疲れていって,満足のいく授業ができない状態で,どうしていい教育が出来るのでしょう?子どもたちも,ゆとりや生きる力とか言うけれど,受験のシステム自体は変わらないから,せっせと勉強してより高い地位や身分を得たいと思うのは必然的で合理的なことなんじゃない?私立や塾に流れていっても何ら不思議なことじゃない。


日本の教育は何と言うかもう悲観的にしか見れなくなってきただ。
これが教育大で教育学を学んできた者の至る境地だとすると,何とも皮肉的だょね。
つーか,フィンランドに行きたい。
すべてがダメになったら,お金ためて,留学しようかな。
今日は何かパッとしない一日でぃした。ジャパンタイムズの翻訳おかしい。
身体がだるくて仕方ない。おいしいコーヒーを淹れてほっとひといき。

研究計画書に書くこと考えていて何もインスピレーションがわかないよ!
だいたい卒論も放置プレイなのに,修論の計画なんて立てれまいな。。
だけどあと2週間で書き上げなくっちゃ!こりゃ合コンなんて行ってる場合じゃないね。


日教組は教員免許更新制について断固反対していて,これから教員を志願する人も減るだろうって心配してた。そりゃそうだ。10年ごとに更新なんだもの。ただでさえ激務なのに,大学とかで講習受けてさらに疲労感増すじゃん。だいたいそんな講習に意味ないさ。
免許更新制が導入されている国はアメリカだけ。アメリカは日本より教員の地位が低いし,専門性も低いから,講習受ける必要性あるんだけど,日本は現行の制度で不適格教員も排除してってるし,これ以上教員を縛らないでいいと思いますが。精神科が繁盛しちゃいますよ。


大学の教採に向けてむちゃ頑張ってる子たちを見ていて,何でそんなになりたいんだろう?って素朴に疑問持っちゃう。声高に言えないけど!どんなに大変か分かってるんかなぁ。分かっててそれでも理想もって,先生になりたい!って思えるってすごい。私はきっと曲がりなりにも教育学というか教育社会学をかじり始めたおかげで,色々知らなくていいことを知ってしまっただ。だからもうそんな風に思えなくなってしまった。


知らなくてもいいことを知る。
見えなくていいものを見る。
これは社会学の効用でもあり副作用でもある。
だけどたばこやアルコールと同じなんだ。
副作用があってもやめられない!


かなりの放置プレイでしたが,アクセス解析してみたところ,なぜか一定数見てくださる方がいるのでちょっと書こうかと思います。私生活はやんわりと,社会学はパンチ効かせて。書いていきますよ。師匠さまのように!

この何週間ネットから離れてみて感じたのは,いかに今までの生活がネットに依存してきたかということ。
んで実習明けからさぼり気味だった社学というか院に入院するための勉強を再開し,あまりのやばさに気付いたわけです。

今日学んだこと。
教育バウチャーについて。だけど学校選択制との違いがイマイチつかめない。
この制度は新自由主義的政策の最たるものだわね。
クーポン券を各家庭に配布して,それで自由に入りたい学校を選んで子どもを入学させ,費用をクーポンで払うっていう仕組み。学習者の多様なニーズに応じることができることと,学校側は競争にさらされることで,教育の質が向上するというアイデアだそうだ。
これは色々反対意見も多いんだけどなぁ。私は反対!
だけど,安倍さんならやりそうだから,うちらがいくら反対を唱えていようが意味なし。
この国は民意を無視しながらつっぱしってくんだろうな。何かむなしくなっちゃう!

教育再生会議も終わってるし,最近の諸改革は拙速だし,もはやあまり教育に期待はできない。
そして何より飽きが来ている。
ので,私は社会学に行きます。

明日は授業聞いたふりをしながら何を読もうかな。
その前にちゃんと起きれるのか…ただいま午前2時半。
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プロフィール
HN:
tommy
年齢:
39
性別:
非公開
誕生日:
1985/10/12
職業:
大学生
趣味:
sociology
自己紹介:

好きなもの。

ipodnano、ビビッドピンク、黒ぶちめがね、タータンチェック、PORTER、JEANASIS、タワーレコード、無印、スタバ、図書館、美術館、公園、研究室、


Avril lavigne、Michelle Branch、Britny Spears、Green Day、The Offspring、Linkin Park、
Mr.children、ELLEGARDEN、
よしもとばなな、村上春樹、大崎善生、坂口安吾、


夜のドライブ、妹と戯れるひととき、ライブの前のときめき、 めざましなしのおやすみ、流れるように聴く音楽、大好きな本に浸るひととき、好きな人とのおしゃべり、


社会学に恋をしています。
専門は教育社会学。

社会学的な視点で記事を書いて,社会学の面白さを表現していきたいです。
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