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ちょっと雰囲気変えました。夏っぽく。
今日から夏休みです。
といえども,ひっきーです。
明後日までにやらなくちゃいけない仕事があるので。

8月は夏期講習と卒論をがんばりまぅす。

スタパに石田衣良さんが出ていて,作家はマイナスの経験をすべてプラスに変えられるってことをおっしゃていて,私が経験したマイナスをプラスに変えれる職業は何だろって考えた。ちょっと思い浮かんだ。

社会学をやりはじめてからいかにマイナスの部分に目を向けていくか,目をそらさないかを学んだ気がする。
もちろん,それだけではだめ。ちゃんとプラスも見てかなくちゃ。

例えば,目の前に一杯のコーヒーがある。
そのコーヒーを見て,あなたは何を思うか。
「おいしそう」
「早く飲みたい」

でも,それだけじゃない。
コーヒーから想像できることはいっぱいある。

「このコーヒーはどこから来たんだろう」

「誰がつくっているんだろう」

「アフリカの人々が生産した豆を使っているのかもしれない」

「その人たちはいくらの賃金で働いているのだろう」


「コーヒーっていつから飲むようになったんだろう」

「コーヒーを飲まない国はないのかな」

「もしかしたら,コーヒーを見てもたんなる黒い液体にしか見えない人もいるかも」

「日本人がコーヒーをよく飲むのってどうしてかな」


「コーヒーに含まれているカフェインってあんまり身体によくない」

「考えてみれば,薬物と同じなんだよな」

「でも,麻薬とかは禁止されるのに,コーヒーやたばこは何で許容されるんだろう」


一杯のコーヒーから実に多様な考えがふくらむ。
発展途上国で働く人々の生活状況,グローバルな規模の物流の過程,コーヒーの歴史的経緯・文化的背景,各国でのコーヒーの認識の違い,各民族の文化的特性…

もっと他にも想像できることはあるだろう。

こういう多様な視点を社会学では,社会的想像力という。


一杯のコーヒーを飲むことは,地球の裏の人々の苦労の恩恵を享受することである。
同時に,コーヒーを飲むことは,発展途上国の人々が直面するモノカルチャー農業の経済構造の再生産に加担することでもある。


だけど,そんなこと気にしてちゃ楽しく生きていけないから,今日も普通にコーヒーを飲む。





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専門は教育社会学。

社会学的な視点で記事を書いて,社会学の面白さを表現していきたいです。
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